出家等の宗教上の理由による名の変更

出家等の宗教上の理由による名の変更

出家等の宗教上の理由による名の変更

出家等の宗教上の理由により、家庭裁判所の名の変更許可が認められる場合があります。

出家等の宗教上の理由から家庭裁判所より名の変更許可が認められたときは、戸籍上の名前を変更して改名をすることができます。

出家等の宗教上の理由で名の変更許可を申し立てる

出家等の宗教上の理由から、家庭裁判所に名の変更許可を申し立てる場合は、宗教活動が生活の中心であり、戸籍上の名が、職業上の宗教活動の支障となることを説明する必要があります。

このような宗教上の理由から名の変更をする方の多くは、仕事として、僧侶、住職となったことから、戸籍上の名の変更を希望して、家庭裁判所の名の変更許可申立てを行います。

出家等の宗教上の理由で名の変更許可申立てに必要な資料

僧侶、住職となったことを理由として名の変更許可申し立てをする場合は、出家したことによる度牒、得度証明書などの証明書が必要です。

出家をして僧侶、住職となる場合は、職業上、新しい名を得ることになることから、家庭裁判所の名の変更許可が認められやすい傾向にあります。

ただし、証明書を提出した場合であっても、家庭裁判所は、その事情の全体を判断して、名の変更許可を不許可とする場合もあります。

このため、名の変更許可申立てにおいては、その申し立ての中で、その名前の変更に至った経緯などもあわせて説明していきます。

出家等の宗教上の理由で名の変更許可申立てが不許可となる場合

出家等の宗教上の理由とした名の変更許可であっても、その宗教活動が、生活の一部でしかない場合や、在家出家でしかない場合といったときは、不許可となることがあるため、名の変更の必要性を家庭裁判所に説明する必要があります。

また、単に個人の信仰により名前の変更を希望するという事案や、宗教名の使用期間が短い事案についても、名の変更許可が認められにくい傾向にありますので、変更を希望する理由を家庭裁判所に伝える必要があるといえます。

このほか、通常認められにくい氏名変更を家庭裁判所から許可してもらうために、形式的に、僧侶、住職となって申し立てるケースはは申立てが不許可となることから、実際に、宗教活動の実態がある場合は、その活動の状況もあわせて家庭裁判所に述べる必要があります。

出家等の宗教上の理由で名の変更許可申立てが認められた後

出家等の宗教上の理由により家庭裁判所から名の変更許可がなされた場合は、家庭裁判所から交付される審判書を市区町村役場に持参し、名の変更届を提出することにより、改名手続きが完了します。

名の変更届を提出した後は、戸籍謄本に改名した名前が反映されますので、戸籍謄本を取得し、運転免許証や、銀行口座などの名前を変更を行います。

出家等の宗教上の理由で名の変更許可申立てのまとめ

出家等の宗教上の理由から戸籍上の名前を変更したいときは、家庭裁判所に名の変更許可を申し立てることにより、改名を行うことができます。

ただし、家庭裁判所の審理においては、宗教名を取得したことの事実だけでなく、その経緯や状況なども確認したうえで、全体を考慮し、正当な事由に該当するかが判断されます。

宗教上の理由から名の変更を家庭裁判所に申し立てる場合に、ご不安のある方は、一度、当サイト運営事務所までご相談ください。

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